かぞくとおかねと人生と

不安と向き合い家族と歩む日々の記録

一口馬主の季節

あなたの、そして私の夢が走っています。好きな言葉です。

 

社会人となり給与がもらえるようになってから一口馬主を続けています。

もう数十年続いている、つまらない私の唯一の趣味です。

 

いつからでしょうか、中学時代からかな、

友達がGallopという競馬雑誌を学校にもってきて毎週見せてもらうようになりました。

そのうちにテレビ中継も見だして、大学時代は競馬場にもかなり通いましたね。

 

いわゆるダビスタの影響もあるのでしょう、馬券購入よりも馬のオーナーになりたいと思ったのです。

ということで、お金が稼げるようになってから真っ先に一口馬主に参加、

最初のボーナスは何に使ったか、「馬を買いました」って何か今書いていて親に申し訳ない気持ちになります。

 

私は2つのクラブに加入しています。

一口馬主界隈では「本家」と呼ばれています。

やるからには多少無理しても一番良いところで。

 

タイトルの「一口馬主の季節」とは、毎年6月に一大イベントである今年度の募集が始まるから。

今日、恐らくカタログが自宅に届くでしょう。

 

ふつうのサラリーマンなので何百万もする馬は当然変えないのですが、

安い金額の馬の中から、血統はどうだ、馬体はどうだ、厩舎はどうだ、人気はどうだ、などなど、

足りない頭をフル回転させて2週間ほど悩み続けるこの時間が大好きです。

一口馬主のみなさん、今年も楽しい時間を大いに盛り上がりましょう。

 

とまぁ、昨年まではウキウキと記事を書いていたと思います。

が、今年はとても悩んでいます。

 

一口馬主って私はあくまで趣味の範疇ですが「投資」のイメージで参加していました。

ですが、冷静に考えるとやっぱり「ギャンブル」寄りかな。

運よく今まで馬の購入代金はペイできています。

(本当はこれだけでも結構すごいことなんですけどね)

一方で、月々のランニングコストを含めたら、やっぱり赤字です。

 

昨年までは月々のランニングコストくらいの負担であれば夢にかける価値の方が大きいと捉えていたのですが、

前回の記事に書きましたが、明確に私はFIREを目指しているのです。

FIREを目指しているのに、趣味にお金を回しているなんて矛盾だらけ。

なんて一貫性のない人間なのだろう、人間ぽいといえばそうですが、笑

 

「夢と現実」

どちらを選択するのか?、

どちらも選択できる状況に今の自分はまだまだ届いていないのだけはわかる。

 

でもねー、一口馬主って続けることにも非常に大きな意味があるのです。

独身時代は終わりを告げ、結婚し、子供が生まれ、何度も辞めようと思いました。

妻の白い目、子供のあきれ顔、でも、この夢だけはと踏ん張ってきた。

 

私の夢が走っています。

募集馬のカタログを開く前からこの有様。

はてさて、どうしたものか。。

 

さはら