かぞくとおかねと人生と

不安と向き合い家族と歩む日々の記録

私の最も愛着ある物

首都圏は日中暖かいですね。

4月並みの陽気だそうです。

 

こんな時、

思いっきり気兼ねなく

外で過ごせたら気持ちいいだろうな、、、

 

コロナ、花粉症、

色々な障壁はありますが

時間とともに終息することを

切に願っております。

 

さて、

昨日のブログで愛着のある物を記載し

その後、自分の中で沸々と

愛着があるといえばこれを記録しておかねば

ということで、

私が最も愛着をもっている物を記録します。

 

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そう、「財布」です。

 

見てお分かりの方も

いらっしゃるかもしれません。

 

Berluti (ベルルッティ

 長財布 と コインケース

 

ヴェネツィアレザー」を使い

美しい意匠から愛好家も多いブランドです。

 

私の2つの財布は

カリグラフィー」という

ベルルッティでは有名な文字装飾が施されています。

 

製品のどの部分に、どういう文字が入るかは

ランダムなため、

世界で一つの財布」を所持できるとも

言われています。

 

そんな触れ込みに私は夢中になり

もう「15年ほど前」になりますが

結婚前の妻にねだって

長財布をプレゼントしてもらいました。

 

(かなり高額です、、、

 妻よ、本当にありがとう、涙)

 

それまでの財布は折り畳みができる

コンパクトなものでしたので

長財布を持ったことで

一段上の大人になったような気がして、

勝手に酔いしれていました。

 

長財布は紙幣とカードしか入らないため

コインケースも当然欲しくなりました。

 

こちらのコインケースに魅力を感じたのは

馬蹄型」だったから。

 

一口馬主をしており馬が大好きでしたし、

さらにベルルッティの製品ともなれば

買わない訳にはいきません、笑

 

当時のなけなしのお金で自分で購入しましたが

今思えばこの時に買っておいて本当に良かった。

購入後、生産終了となってしまったからです。

 

革製品でこのような丸みを出して

美しく作り上げるには、

かなり高度な技術が要求されるようですね。

 

技術やコストの維持が難しくなったという話を

店員さんから聞いた覚えがあります。

 

というわけで、

・妻からのプレゼント

・世界で一つの作品

・生産終了でもう買えない

という背景もあり愛着が湧いているのですが、

 

一番愛着をもっている理由が、

15年に渡り育ててきたから

 

ヴェネツィアレザーは水に弱いです。

雨の日や濡れた手で触ることに対して

敏感になる必要があります。

 

さらに、革の表面が傷つきやすいです。

少し爪が当たっただけで

大きな目立つ傷がついてしまいます。

 

革が乾ききってしまうとひび割れなどが

起きてしまうため

定期的なワックスがけが欠かせません。

 

要は、「扱いが面倒なんです

 

でも、

手間のかかる子ほどかわいいとは

良く言うもので、

大事に扱えば扱うほど

どんどんと愛着が湧いてくるのです。

 

今では15年の時を経て財布についた傷も

良い味わい」「素敵な思い出

となっています。

 

一番大きな傷は、

妹ちゃんがまだ小さい時に

私がうかつにも居間のテーブルに

財布を置きっぱなしにしたところ

いたずらして付けたもの。

懐かしいです、、、

 

私はこの財布を

いつまでも使いたいと思っています。

 

私が亡くなった後も

家族が使ってくれると嬉しいですが、

押し付ける気はありませんので

棺桶に入れてくれたり

仏壇の前にでも飾ってくれると嬉しいかな。

 

愛着をもって接していくということは

共に生きていくということ。

 

人でも物でも

愛情で囲まれて生きていく」ことが

本当の幸せ」なのでしょうかね。

 

さはら